今回は、狂犬病の恐ろしさと予防接種の大切について記します。
この記事は、5分くらいで読めます。
この記事は、このような方に向けて書いています
「狂犬病が犬に感染したときの症状が知りたい」
「狂犬病が人間に感染したときの症状が知りたい」
「なぜ、狂犬病予防接種は義務なの!?」
日本では、年1回の狂犬病予防接種が義務になっています。
これは、犬を飼っている人からしたら常識だと思います。
しかし、狂犬病がどのような病なのか、詳しく説明できる方は少ないのではないでしょうか!?
狂犬病は、日本で1957年から確認されていないので、説明できないのも当然です。
実は、私も狂犬病について調べるまでは知りませんでした。
しかし、狂犬病について調べるうちに恐ろしい病だということを知りました。
そのため、愛犬の犬史郎に狂犬病予防接種は、絶対に忘れないで受けさせようと心に誓いました。
今回は、狂犬病の恐ろしさと予防接種の大切について記します。
目次
狂犬病の主な感染経路
狂犬病は、狂犬病ウィルスを保有する犬、猫、コウモリなどの動物に咬まれたり引っ掛かれたりするのが、最も多い感染経路です。
※なお、狂犬病の主な感染経路については厚生労働省 関西空港検疫所のホームページを参考にしています。
狂犬病に感染したときの犬と人間の症状
狂犬病の病原体は、神経をおかすウィルスで、様々な症状を経て最終的には死に至ります。
以下では、狂犬病の症状を犬と人間で分類して記します。
※なお、犬と人間における狂犬病の症状は厚生労働省のホームページを参考にしています。
犬が狂犬病に感染した時の症状
犬が狂犬病に感染すると、2週間から2ヶ月程度の潜伏期間を経ます。
その後、興奮症状や麻痺症状が現れて、最終的に死に至ります。
それら症状の詳細を以下で記します。
前駆期
性格の変化と行動の異常
興奮期
・無目的な徘徊をして、目に入るものを頻繁に咬む
・光や音など突然発生した刺激に対する反応が過敏になる
麻痺期
・全身が麻痺して歩行不能になる
・下顎の運動に関わる咀嚼(そしゃく)筋の麻痺により下顎が下垂したり、餌を食べるのが困難になる
・最終的に舌を口外に垂らしながら流涎、昏睡状態になり死に至る
狂犬病の症状をみると本当に悲惨です。
ワンちゃんを飼っている飼い主さんは、愛犬に狂犬病予防接種を受けさせるのが義務です。
そのため、年1回は忘れずに予防接種を受けてください。
人へ感染した時の症状
人が狂犬病に感染すると、1ヶ月~3ヶ月程度の潜伏期間を経ます。
その後、発熱など様々な症状がでて、急性神経症状が現れて、最終的に死に至ります。
それら症状の詳細を以下で記します。
前駆期
発熱や食欲不振、咬まれたところの痛みや痒みが現れます。
急性神経症期
不安感、恐水及び恐風症状、興奮性、麻痺、幻覚、精神錯乱などの神経症状が現れます。
昏睡期
最終的に昏睡状態となり、呼吸障害によりほぼ100%が死に至ります。
狂犬病が、人間に感染すると上記の症状が現れます。
狂犬病に感染した人は、最終的に昏睡状態になり、呼吸障害によりほぼ100%が死に至りると記されています。
つまり、狂犬病に感染すると有効な治療法がないということです。
ワンちゃんとは、楽しく幸せに暮らしたいですよね!?
ワンちゃんと人を守るという意味でも、本当に狂犬病予防接種は大切です。
年に1度は狂犬病ワクチンの接種を忘れずに
上述した症状からも分かるように、狂犬病は感染すると死に至る恐ろしい病です。
そのため、日本では1950年に狂犬病予防法が制定されて、年1度の狂犬病予防接種が義務となりました。
その後、法律の制定から7年という短期間で、狂犬病を撲滅するに至りました。
それから、日本では50年以上ものあいだ狂犬病が確認されていません。
これからも、日本では狂犬病が撲滅した状態を続けることが大切!
狂犬病予防接種は、あなた自身や大切な人、愛犬を狂犬病ウィルスから守ります。
そのためにも、愛犬には確実に年1回の狂犬病予防接種を受けさせてください!
私も愛犬の犬史郎を年1回は、必ず狂犬病予防接種に連れて行っています。
まとめ:狂犬病が人間と犬にもたらす症状を知ると狂犬病予防接種の大切さが分かる
今回は、狂犬病の恐ろしさと予防接種の大切について記しました。
日本で犬を飼っている人は、年1回の狂犬病予防接種(ワクチン接種)が義務化されています。
なぜ、狂犬病予防接種が義務なのかというと、それの症状が恐ろしいからです。
まず、犬が狂犬病になると以下の症状が現れます。
前駆期
性格の変化と行動の異常
興奮期
・無目的な徘徊をして、目に入るものを頻繁に咬む
・光や音など突然発生した刺激に対する反応が過敏になる
麻痺期
・全身が麻痺して歩行不能になる
・下顎の運動に関わる咀嚼(そしゃく)筋の麻痺により下顎が下垂したり、餌を食べるのが困難になる
・最終的に舌を口外に垂らしながら流涎、昏睡状態になり死に至る
そして、人間が狂犬病になると以下の症状がでます。
前駆期
発熱や食欲不振、咬まれたところの痛みや痒みが現れます。
急性神経症期
不安感、恐水及び恐風症状、興奮性、麻痺、幻覚、精神錯乱などの神経症状が現れます。
昏睡期
最終的に昏睡状態となり、呼吸障害によりほぼ100%が死に至ります。
狂犬病の症状からも分かるように、感染するとほぼ確実に死に至ります。
狂犬病予防接種は、あなた自身や大切な人、愛犬を狂犬病ウィルスから守るという意味でも大切です。
愛犬の狂犬病予防接種は、忘れないで確実に受けるようにしてください!
関連記事
フィラリアになった愛犬が検査で陰性になるまでと料金が安い治療法
犬に寄生するノミダニの時期と寄生時の症状から予防の大切さがわかる
コメントを残す