2019年11月21日:情報更新しました。
今回は、ペット保証金を入居者からお預かりする理由について記します。
この記事は3分くらいで読めます。
この記事は、このような方に向けて書いています。
「ペット保証金って何!?」
「賃貸契約の時に預けるペット保証金って何に使うの!?」
賃貸アパート・マンショの契約の際に、「敷金・礼金」を支払うことがありますよね。
敷金と礼金につていは「 アパート経営において「敷金・礼金ゼロ」よりも「敷金あり」が良い訳 」に詳しく記しています。
上述の記事では、「敷金・礼金」の説明を以下のように記しています。
敷金とは「借主(入居者)が部屋を汚したり、損傷させたりしたときに修繕費用として充てるために、貸主(オーナー)が事前に預かるお金です。」
礼金とは「部屋(物件)を所有する大家さんに対して、お礼の意味として支払う金銭です。敷金と違い、退去時に返金されることはありません。」
私が所有する物件では、入居者から礼金は頂いていません。
また、その物件はペット可です。
そのため、ペットと暮らす入居者から敷金の他にペット保証金もお預かりしています。
今回は、ペット保証金を入居者からお預かりする理由について記します。
目次
賃貸の保証金として頂くペット保証金とは
ペット保証金とは、借主(入居者)が飼っているペットが部屋の壁やドアなどを破損させたり、部屋を汚したりした際の原状回復費用です。
ペット保証金の用途は、敷金とほぼ一緒です。
しかし、入居者とペットのどちらが部屋の物品を破損させたり、汚したりしたのかで敷金を利用するのか、ペット保証金を使うのか変わります。
入居の保証金としてペット保証金を預かる訳
敷金と同じ扱いのペット保証金ですが、なぜ必要なのかをココで記します。
まず、当物件は元々「敷金・礼金なし」でした。
勿論、当時はペット保証金も預かっていません。
さらに、その時の当物件は入居者が決まらずに、家賃が今よりも安く、ペットと暮らす予定のない入居者が住んでいました。
しかし、その入居者は住み始めて数か月後にワンちゃんを飼い始めました。
当物件はペット可なので、ワンちゃんを飼うのは全く問題ないです。
しかし、その入居者は初めてペットを飼ったのか、躾などの意識が まだまだ未熟でした。
そのため、ワンちゃんはエレベーターホールで尿をしたり、退去時に確認したら部屋の壁紙が破れていました…
その時は、壁紙を破ったくらいの被害で済んだので良かったです。
しかし、私が聞いたペット可物件のケースには、ドアを噛みちぎったというものもありました。
そうなると、修繕費が敷金だけじゃ絶対に賄いきれないですよね!?
アパートのドアを交換すると、高額になります。
ドアの交換費用を退去者に請求すると、高額なので嫌な思いをする事が考えられるます。
私は、あとから退去者に嫌な思いをさせたくないので「ペット保証金」を入居時に預かっています。
また、ペット保証金を支払っても一緒にペットと暮らしたい入居者は、躾を含めて動物と住むという意識が高いと思います。
私が聴いた話では、「敷金なし」の物件で退去時に修繕費を支払う能力がない退去者がいるという、ケースが稀にあるようです。
その際は、退去者と保険会社の裁判が始まります。
そして、最終的には保証人の方に、ご迷惑をかける事になります。
そのため、敷金やペット保証金は入居者を守るという意味で、最初にお預かりした方が良いと私は考えています。
まとめ:ペット可賃貸物件でペット保証金を最初にお預かりした方が良い訳
今回は、私がペット保証金を入居者からお預かりする理由について記しました。
ペット保証金とは、借主(入居者)が飼っているペットが部屋の壁やドアなどを破損させたり、部屋を汚したりした際の原状回復費用です。
万が一、ペットが部屋の壁紙や床、ドアなどを破損させた場合は、修繕費を敷金で賄えないケースがあります。
また、「敷金なし」の物件で退去時に修繕費を支払う能力がない退去者がいるという、ケースが稀にあるようです。
その際は、退去者と保険会社の裁判が始まります。
そして、最終的には保証人の方に、ご迷惑をかける事になります。
退去者の引越しの際は、何の問題もなく誰にも迷惑をかけないで気持ちよく、次の入居先へ移って欲しいと私は心から願っています。
そのため、敷金やペット保証金は入居者を守るという意味で、最初にお預かりした方が良いと私は考えています。
関連記事
アパート経営において「敷金・礼金ゼロ」よりも「敷金あり」が良い訳
コメントを残す